倶舎論と月蔵経の予言⑤

●月蔵経の終末殺戮兵器の出現や天変地異を暗示。 これに対し、大乗仏教では「三時説」による終末論を唱えた。 三時説とは、釈迦が入滅して以降の歴史を正法、像法、末法の3期に区切って理解するもので以下のように考えられている。 ①正法、仏教の教え、仏教の修行、解脱に至る悟り(証)がそろって具現して正しく伝わる仏滅後1000年(ないし500年)までの時代。 ②像法、教えと行は伝わり、ほぼ正法時代に準じ…

続きを読む