花まつり【灌仏会(かんぶつえ) 仏生会】

旧暦の4月8日は、お釈迦さまの誕生日を祝う華やかな行事が花まつりです。 灌仏会・仏生会ともいいます。 お釈迦さまが生まれたのは紀元前6世紀です。 生まれた地は北インド 父はカピラ城を都とするカピラ国の国王スッドーダナ(浄飯王) 母は王妃の摩耶夫人 お釈迦さまの誕生にあたっては、二匹の竜が天空から甘い雨を注いで祝福し、 同時に生まれたばかりのお釈迦さまを灌頂(かんじょ…

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江戸時代の仏教の堕落

寺請制度の元で、各寺院は檀家の構成員の状態について記録(宗旨人別帳)します。 寺は、宗旨人別帳を各藩に対して定期的に提出する義務を負うようになったのです。 住民の管理のために檀家の家族の生没・婚姻・離婚さらには旅行や移住・奉公人の出入りなど寺院は民衆を統制する役割を果たすようになったのです。 そして、寺院は死者に対する葬式や供養を受け持つことになります。 いわゆる「葬式仏教」として民家の…

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仏教の歴史は堕落の軌跡

日本に渡来した仏教は、最初から権力との強い結びつきを持っていました。 海を越え、中国から仏教の教えを移入することが出来たのは、天皇・豪族・貴族などの権力者です。 日本に仏教を広めるにあたって、最初に活躍した聖徳太子は用明天皇の皇子でした。 僧侶の活動は国家の保護と統制のもとに置かれていたのです。 出家するにも国の認可を必要とし、一般人が勝手に出家をすることは禁じられていました。 東大寺…

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