仏との縁を結ぶ(結縁)のための「法事」

初七日を初めとして、一周忌や三回忌など一連のある一定の周期を持った仏教行事を、 「法事」と呼んでいます。 近親の者を偲(しの)んで供養するといっても、 毎日というのは実際問題としては不可能なことです。 それならば時にふれ折にふれて供養のための催しをした方が良い。 そんな風に考えられるようになったのでしょう。 また法事つまり追善供養(回向)の追善とは追薦(ついせん)追福ともいい…

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戒名(法名)は死者の名前?

「戒名」とは一言で説明するなら「僧名」のことです。 出家して坊主になったときに頂く僧名です。 或いは仏の弟子としての名前をいいます。 ですから本来、戒名は死後ではなく生前に与えられるものなのです。 仏教の厳しい戒律を受けた仏弟子に授けられるものです。 なぜ死後に戒名をつけるようになったのか? 在家つまり僧侶ではない一般人の場合は「没後作僧(ぼつごさぞう)」といい、 死後に戒…

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香典・お布施 葬儀にまつわる金銭の持つ意味

香典の「香」は文字通り、お香を意味します。 また香典の「典」は、元々は奠と言う字であり「すすめる」と言った意味を持つ言葉です。 つまり香典の本来の形は、お香を供える事または香を焚きその薫(かおり)を供える事でした。 それが死者の霊前に金銭や供物を供える事に変化したのです。 時代が下がるにつれて、この香典の内容は現金とすることが増えてきました。 現金が多くなったことの一つには香典が喪家に…

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